7月、米国コロラド州で開催される世界一過酷なヒルクライムレース、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。同レースに参戦するレクサス『IS』の初テストの映像が、ネット上で公開されている。
この映像は11日、レクサスが公開したもの。パイクスピークに参戦するのは、レクサスISの頂点に立つ高性能グレード、『IS-F』をベースに開発されたレース専用車、『IS F CCS-R』。車名のCCS-Rとは、「サーキット・クラブ・スポーツ・レーサー」の略だ。
IS F CCS-Rは、ボンネット、フロントスポイラー、フェンダー、リアスポイラー、トランクリッドなどをカーボンファイバー製に交換。さらにウィンドウガラスをポリカーボネート製にするなどして、合計で314kgに渡る軽量化を実現した。車両重量は1400kg。
足回りには、レース用サスペンション&ブレーキや、キャンバー調整式フロントアッパーアーム、18インチタイヤなどを装備。室内にはロールケージ、フルバケットシート、6点式シートベルトなどを採用し、カーペットや防音&制震材などは取り払われる。
2UR-GSE型直噴5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンはノーマルのまま。最大出力423ps、最大トルク51.5kgmを引き出す。トランスミッションも8速ATを、そのまま搭載した。
レクサスのマーケティング担当取締役、ブライアン・スミス氏が紹介するIS F CCS-Rの初テスト映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。