ドイツ自動車メーカー大手のフォルクスワーゲングループは26日、2011年第1四半期(1‐3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、前年比26.3%増の473億ユーロ(約5兆0560億円)。
また営業利益は、32億ユーロ(約3420億円)。前年同期の29億ユーロ(約3100億円)に対して、10.2%増となった。
2012年第1四半期の世界新車販売は、前年同期比11.3%増の約230万台。このうち、フォルクスワーゲンの乗用車部門は、9.3%増の約120万台だ。市場別では、中国や米国における新車販売が、好調だった。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「不確定な経済動向にも関わらず、2012年も好調なスタートを切った。2012年もフォルクスワーゲングループには大きな需要がある」とコメントしている。