アウディは10日、『TT RSプラス』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー12で初公開される。
同車は『TT』の頂点に立つ高性能グレード、「TT RS」をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデル。そのハイライトは、エンジンだ。
直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボ「TFSI」ユニットには、専用チューニングを実施。その結果、最大出力360ps、最大トルク47.4kgmを獲得する。これは通常のTT RSに対して、20ps、1.5kgmの上乗せとなる。
トランスミッションは6速MTと、7速デュアルクラッチの「Sトロニック」。駆動方式は4WDの「クワトロ」。ボディタイプは、クーペとロードスターの2種類が設定された。
クーペのSトロニックの場合、0-100km/h加速は4.1秒の実力。最高速は280km/hに到達する。それでいて、欧州複合モード燃費は11.76km/リットルと良好だ。
TT RSプラスは、シングルフレームグリルが専用仕上げとなり、ドアミラーカバーには軽量なCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使用。スポーツエグゾースト、強化ブレーキ、専用19インチアルミホイール、255/35R19タイヤも採用されている。