BMWをベースにしたコンプリートカーを手がけるアルピナ。11月30日に開幕した東京モーターショー11では、『B6 Bi-Turboクーペ』とともに、『B3 GT3』がワールドプレミアを飾った。
アルピナ社は1961年に創業。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、1964年にはその実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用されるのだ。
アルピナが今回、初公開したB3 GT3は、BMW『3シリーズクーペ』をベースにしたスパルタン仕様。公道のみならず、サーキット走行を視野に入れたチューニングを行っている。
エンジンは、「335i」用の直噴3.0リットル直列6気筒ターボをベースに、ツインターボ化やチタン製エグゾーストシステム採用などを実施。最大出力408ps、最大トルク55.1kgmを引き出す。これは335iに対して、102ps、14.3kgmの強化に当たる。
0-100km/h加速は4.6秒、最高速は300km/hに到達。335iの0-100km/h加速5.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)に対して、大幅なパフォーマンス向上を実現した。
サスペンションやブレーキは、サーキット用に強化。タイヤもミシュラン製の19インチで、サーキット仕様を履く。前後スポイラーやレカロ製バケットシートも採用。B3 GT3は、世界限定99台でリリースされる。