さらに二見氏は続ける。「クルマは止まっている状態が9割。走行するのは24時間の中の2時間ちょっと、のこり22時間は停止している。日産がメッセージを出している自立分散型社会は、クルマを単なるモビリティとしてだけではなく、止まっている22時間の中に蓄電池としての利用価値を見いだして、社会的に活用していこうという考えがある。そのためにはバッテリーのSoC(State of Charge)を常に社会的に把握していなければならない」。テレマティクスはSoC管理という点でも、外すことのできない重要な機能と位置づけられるようになる。