【新聞ウォッチ】東京モーターショー11、「500円」ナイター

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東京モーターショー会場となる東京ビッグサイト
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年11月7日付

●ギリシャ首相辞任観測強まる、党首会談へ 大連立大詰め協議(読売・1面)

●TPP民主9日結論(読売・2面)

●中日、日本シリーズへ(朝日・1面)

●最前線インタビュー、フォルクスワーゲンジャパン・ジェリー・ドリザス社長、低燃費車・生産体制整う(毎日・8面)

●首相、受難の1週間(産経・1面)

●想定レート70円台半ば 企業戦略立て直し加速(産経・3面)

●東証・大証来秋合併、4子会社に再編(日経・7面)

●社説:企業はタイで震災の教訓を生かせたか(日経・2面)

●トヨタ20車種生産停止、日本国内、タイ洪水影響で、部品調達滞る(日経・9面)

●天皇陛下が入院、気管支炎が悪化(日経・5面)

ひとくちコメント

12月2日から開幕する「東京モーターショー2011」の概要が先週4日、主催する日本自動車工業会から発表された。翌5日付の朝刊で各紙が取り上げていたが、メディアの視点はさまざまで、現時点でのアピール度もイマイチ。

一番大きいスペースで報じたのは産経と東京で、3段見出しの記事で掲載。このうち、産経は「日本初展示4倍増」、東京も「出展増」を強調し、日本自動車工業会の志賀俊之会長が記者会見で「規模では(新興国に)負けるが、技術立国ニッポンの象徴として環境や安全など新しい自動車のあり方を提案していく」と述べたコメントを紹介していた。

産経、東京以外は経済面の片隅で取り上げていたが、朝日は「398台を展示」とシンプルに紹介。日経は「世界初出展が52台」、毎日は「都内で24年ぶり開催」がメインタイトル。読売は「モーターショーにナイター券、午後8時まで延長」をアピールした記事が中心だった。

ナイターについては、東京や日経なども興味深く取り上げていたが、一般の当日券が1500円に値上げをしたのに対し、ナイター券は3分の一の500円と割安なのが魅力的で「仕事帰りのサラリーマンらを呼び込むため」(読売)という。

夏の節電対策では異例の「木・金」の振り替え休日を実施してまで率先して取り組んだ自動車業界だが、80万人という期間中の目標入場者数を達成するためには、冬の“節電”どころではないようだ。

《福田俊之》

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