9日のF1日本グランプリで、2年連続のF1タイトルを決めたレッドブルレーシングのセバスチャン・ベッテル選手。それを祝福するかのように、インフィニティ『FXセバスチャン・ベッテル・バージョン』の市販化が決定した。
これは10日、日産自動車のアンディ・パーマー副社長が、日産自動車の公式ブログで公開されたインタビューの中で明らかにしたもの。パーマー副社長は、「FXセバスチャン・ベッテル・バージョンを、セバスチャン・ベッテル特別仕様車として発売する。これはインフィニティが、少ない台数でプレミアム価格の特別仕様車を発売する試金石となるだろう」と語ったのだ。
2011年9月のフランクフルトモーターショーに出品されたFXセバスチャン・ベッテル・バージョンは、ベッテル選手の意見を取り入れながら開発されたワンオフモデル。日産自動車の海外向け高級ブランド、インフィニティの最上級クロスオーバー、『FX』がベースだ。
5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力をプラス30psの420psへチューニング。0-100km/h加速5.6秒、最高速300km/hという、SUVとしては異例のパフォーマンスを実現する。
現時点では、このワンオフモデルと市販版の違いは不明。パーマー副社長は、「(メルセデスベンツの)AMGや(BMWの)Mに匹敵する」と自信をのぞかせている。