全体相場は続伸。前日の欧米市場の上昇を受け、欧州財政危機、米国景気の悪化に対する警戒感が後退。輸出関連株、金融株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。
対ユーロで1ユーロ=103円台に円相場が軟化したことも安心感を誘い、平均株価は前日比83円60銭高の8605円62銭と続伸。9月30日以来の8600円台を回復した。
自動車株は高安まちまち。トヨタ自動車が11円高の2549円、日産自動車が15円高の701円と続伸。いすゞ、富士重工、マツダもしっかり。
一方、ホンダが6円安の2224円と反落。スズキ、ダイハツ工業、日野自動車も下げた。
デンソーが80円安の2249円、アイシン精機が106円安の2336円とトヨタ系部品メーカーが大幅安。海外の報道機関が「系列部品メーカーに対し、トヨタからの値下げ圧力が強まる」と伝えたことが嫌気されたもようだ。