日産自動車の海外向け高級ブランド、インフィニティ。同ブランドがF1ドライバー、セバスチャン・ベッテル選手と共同開発するモデルの内容が見えてきた。
これは1日、インフィニティが発表したもの。ベッテル選手の名を冠した「セバスチャン・ベッテル・バージョン」のベース車両は、最上級クロスオーバーの『FX』のトップグレード、「FX50S」に決定した。
FX50Sは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力390ps、最大トルク51kgmを引き出し、0-100km/h加速は5.8秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力だ。
セバスチャン・ベッテル・バージョンでは、ベッテル選手の意見を取り入れて、エンジンやサスペンションをチューニング。エアロダイナミクス性能も引き上げられる。インフィニティによると、ドイツのアウトバーンで300km/h走行が可能なパフォーマンスが追求されるという。
セバスチャン・ベッテル・バージョンは13日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショーにおいて、ベッテル選手が自ら初公開。現時点では、ベッテル選手に贈られるワンオフのコンセプトカーとなる。