メルセデスベンツの高性能車部門、AMGが現在開発中の『SLS AMGロードスター』。同車の概要が少しずつ見えてきた。
これは5日、ダイムラーが明らかにしたもの。同車は、クーペボディの「SLS AMG」をオープン化したモデル。SLS AMGの最大の特徴だったガルウィングドアが装備されない代わりに、爽快なオープンエアを手に入れている。
注目のルーフは、流行のハードトップではなく3層構造のソフトトップ。わずか11秒で開閉でき、50km/h以下なら走行中でも操作可能だ。
オープン化に際して、ボディ剛性の強化が重点的に取り組まれた。にもかかわらず、ロードスターのホワイトボディ重量は243kgで、クーペの241kgと同等に抑えられる。
エンジンはクーペと共通。6.2リットルV型8気筒ガソリンユニットは、最大出力571ps、最大トルク66.3kgmを引き出す。最高速は317km/h(リミッター作動)の実力。AMGによると、NVH性能が徹底追求されるという。
SLSAMGロードスターは、9月13日に開幕するフランクフルトモーターショーでワールドプレミア。ダイムラーは今回、最終プロトタイプの写真を公表している。