ヤマハ発動機の電動アシスト自転車部門を担当する小林正典執行役員は11日、東京で開いた新型『PAS』の発表会見において、2011年の同自転車の国内市場規模が初めて40万台を突破するとの見通しを示した。
同社よると、10年の市場は前年を8%上回る39万台規模と推計されている。昨年は法改正によって子どもの2人乗車が可能となるなど、電動アシスト自転車の市場には追い風となった。
ヤマハ発は、引き続き堅調な拡大が続くと見ており、小林執行役員は「時間軸でいつとは見通せないが、やがて50万台を上回り、持続的な成長が期待できる」と語った。また、事業としても極端な値崩れはなく「健全な状況」(同)としている。