フィアット&クライスラーの新型車、イタリアで共同生産へ

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アルファ・ジュリエッタをベースにジープの新型車を開発するという
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2009年5月に資本提携を結んだフィアットとクライスラー。26日、両社の協力関係を生かした新型車の生産プランが公表された。

フィアットグループが明らかにしたところによると、イタリア・トリノのミラフィオリ工場において、「アルファロメオ」と「ジープ」の両ブランドの新型車を生産するという。この新型車は、アルファロメオ『ジュリエッタ』の車台をベースに開発されるとのことだ。

同工場で生産する新型車の半数以上は、北米など海外市場へ輸出。ジープブランドはSUV、アルファロメオブランドは、C/Dセグメントの乗用車となり、両ブランドともにフラッグシップモデルの役割を担う。

今回の新型車生産に伴う総投資額は、10億ユーロ(約1110億円)以上。新型車の生産が加われば、ミラフィオリ工場の生産台数は1日1000台以上へ引き上げられ、年間では25万〜28万台レベルに到達する。

フィアットグループのセルジオ・マルキオンネCEOは「アルファロメオとジープの新型車は、2012年後半までに発売したい」と意気込みを語った。

フィアットとクライスラーはこれまで、北米での共同生産計画を公表してきたが、欧州においては今回が初。その意味で、注目できる発表といえそうだ。

《森脇稔》

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