ホンダは29日発表した2011年3月期の業績予想で、2輪車の世界販売計画を7月時点の見込みから67万台上方修正し、前期比19%増の1149万台とした。
インドやインドネシアなど「アジアを中心に引き続き需要が大きく拡大」(近藤広一副社長)しており、大幅な上積みを図る。米国基準のため、連結決算に参入されない持分法適用会社での販売分を含むと今期の世界販売は前期比20%増の1861万台と、初めて1800万台を突破する。
ホンダは同日、今期の業績予想を上方修正したが、2輪の想定外の拡大が円高の影響を一定程度吸収する形となっている。今期の4輪販売計画については前回より2万5000台少ない361万5000台(前期比7%増)に見直した。