北米カーオブザイヤー主催団体は24日、「2011北米カーオブザイヤー」の第1次選考14台のリストを発表した。日産『リーフ』がEVとして、初のノミネートを果たしている。
北米カーオブザイヤーは今年で18回目。米国とカナダ在住の約50名のジャーナリストが、この1年間に北米で発売、またはデビュー予定の新型車の中からベストな1台を選出する。年間販売台数は5000台以上が条件となるため、スーパーカーや一部高級車は選考から除外される。
2011北米カーオブザイヤーの第1次選考14台は、以下の通り。
アウディA8
ビュイック・リーガル
シボレー・クルーズ
シボレー・ボルト
フォード・フィエスタ
ヒュンダイ・ソナタ
インフィニティM(日産フーガ)
ジャガーXJ
キア・オプティマ
マツダ2(デミオ)
日産ジューク
日産リーフ
フォルクスワーゲン・ジェッタ
ボルボS60
日産リーフが、同賞にEVとして初のノミネート。GMの新型プラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』との対決となりそうな予感だ。
また、前回は『プリウス』がノミネートされていたトヨタは、今回は1台もなし。同様に『インサイト』がリストアップされたホンダも、今回はリスト落ちした。そんな中、日本メーカーでは、日産がインフィニティを含めて、3台もノミネートされているのが注目できる。
ドイツメーカーにも異変が起きた。今回はアウディ『A8』とフォルクスワーゲン『ジェッタ』の2モデルのみ。前回は『Eクラス』のメルセデスベンツ、『3シリーズ・ディーゼル』のBMW、『パナメーラ』のポルシェは、今回は第1次選考から漏れるという波乱ぶりだ。
今後は12月にファイナリスト3台に絞り込まれ、2011年1月のデトロイトモーターショーで、栄光のイヤーカーが発表される。ちなみに前回は、フォード『フュージョン・ハイブリッド』が、イヤーカーに輝いている。