ETC費用の元は取れた---8割超

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高速道路でETCを使う機会の増える季節になった。現在すでにETCを搭載している人の82.2%が、ETC導入の元は取れたと思っているという。

ソニー損害保険は、7月16〜20日の5日間、20〜50代の「自家用車を所有し、自分で運転しており、昨年のお盆に続き、今年のお盆も帰省する予定がある」男女に対し、「お盆の帰省に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1000名の有効回答を得た。

ETCを搭載している712名に対し、ETC費用 (ETC車載器の本体価格、取付工賃など)の元は取れたと思うか聞いたところ、「元は取れた」は82.2%(「十分元は取れた」58.7%と「ある程度元は取れた」23.5%の合計)となった。

「元は取れた」を世代別に見ると、20代は83.3%、30代は84.1%、40代は79.4%、50代は81.7%となり、40代が他の世代と比べて数値が低い。

いっぱんに下の世代と比べて収入が多いと思われる40、50代で「元は取れた」が少ないのは、何かと物入りが多くて経済状況が厳しいせいか、人生経験を積んで商品価値評価にシビアになっているせいか。いっぽう若い世代で「元は取れた」が多いのは、やりくり上手に、また活発に車を使っているということか。

また、全回答者1000名に対して、ETCで支払いができたらよいと思うものを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「コインパーキング」(44.2%)となった。次に、「ガソリンスタンド」(42.9%)、「ドライブスルー」(40.3%)、「観光地/行楽地の駐車場」(37.2%)、「ショッピングモールの駐車場」(32.2%)となる。「ETCで支払いができたら良いと思うものはない」は23.7%だった。

「元は取れた」は、「ETC割引分金額で車載機代をペイした」というのではなく、「取れたと思う」という主観的な評価だから、調査結果の解釈も何らかに決めつけられるものではない。高速道路無料化といった話もあり、愛車にETCを取り付けるべきか、なかなか結論を出せない……。

《高木啓》

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