飲酒運転死亡事故は5件に4件がバイク 警視庁

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東京都内の飲酒運転死亡事故は、二輪車運転中が圧倒的に多い。そんな分析結果を警視庁交通部がまとめている。

2010年、東京都内における飲酒運転死亡事故は5件(7月12日現在)あった。中でも二輪車運転中に発生した事故は4件で、そのうち3件は原付バイク乗車中だった。

圧倒的に多いバイク飲酒運転死亡事故には、次のような共通した特徴がある。

・単独事故。
・午後9時~深夜3時30分の夜間に発生している。
・原付バイクについては、事故発生現場が自宅直近である。

「自宅に近い気安さからか。自転車の延長でバイクに乗って事故を起こすようだ。死人に口なしでわからないが、飲酒運転が初めてという感じの事故ではないようだ」(同二輪車交通安全対策係)

運転者は正常なつもりでも、飲酒で適切な判断ができず、死亡事故に至っている。

「酒を飲まずに、指定速度で、前をよく見て、安全確認を怠らなければ事故の大半は防ぐことができる」と、注意を促す。

酒酔い運転は5年以下の懲役、または100万円以下の罰金の上に、免許取消。酒気帯び運転でも、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金の上、免許取消や90日の免停は免れない。

何より二輪車による飲酒運転は、自分自身の命をあっけなく失う可能性がある。

《中島みなみ》

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