ホンダは5日、『インサイト』にテレマティクスサービスを通信費無料で利用できる「リンクアップフリー」に対応した特別仕様車を発売すると発表した。価格は227万円と競争力のある価格を設定、8日より販売を開始する。
リンクアップフリーは、ホンダが提供しているテレマティクスサービス「インターナビ」の各種情報サービスを無料で利用できるというもの。車検時にホンダ系ディーラーで更新手続きをすることで、車両を所有している間は通信費無料でサービスの利用が可能となる。2月に発売された『CR-Z』で初めて採用され、今回適応車種をインサイトにも拡大する。
今回設定された特別仕様車「HDDナビ スペシャルエディション」は「Gタイプ」に設定される。リンクアップフリー対応HDDインターナビシステムの他、コンフォートビューパッケージ、プロジェクタータイプ・ディスチャージヘッドライト、ETC車載器、アームレスト付センターコンソールボックス、エアコンアウトレットリングとドアライニングへのシルバー加飾などを追加した。
また、ボディカラーにはプレミアムホワイト・パールの他、専用色のアーバンチタニウム・メタリック、ダークルビーレッド・パールを新たに設定する。
インターナビ会員は現在105万人を突破している。ホンダは、業界でも初となるテレマティクスの無料提供によりさらなる接続率の向上、普及を図るとともに、クルマのネットワーク化による渋滞削減、防災、CO2削減といった社会活動への貢献をめざす。