ホンダは、ミライモビリティ「ホンダコライドン」を9月26日から28日にモビリティリゾートもてぎで開催される「2025 FIM MotoGP世界選手権シリーズ第17戦 MOTUL日本グランプリ」の期間中、「ホンダコレクションホール」で展示する。
今回の展示では、初めてホンダコライドンに跨れる「跨り体験」を実施するほか、人が搭乗して走行する「有人走行デモンストレーション」を初披露する。
ホンダコライドンは、株式会社ポケモンの監修のもと、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』の中で出会うことができる「コライドン」の形をしたミライモビリティである。コライドンの重さ、大きさともにほぼ実物大の形状を細部にまでこだわり再現し、2025年3月7日から9日の3日間ホンダウエルカムプラザ青山で初展示した。
その後もホンダの経験と独自の技術で開発・製作を継続しており、2025年8月3日には、鈴鹿サーキットでホンダコライドンを初めて走行させた。
「ホンダコライドンプロジェクト」は、2024年にトヨタ技術会が「大人の本気が子供の夢になる」というメッセージとともに「トヨタミライドン」を制作したことを受け、ホンダならホンダらしいコライドンが作れるという思いでスタートした。
プロジェクトメンバーは、二輪・パワープロダクツ事業および先進技術研究所より社内公募で集まった約40名の有志。ホンダの二輪事業がこれまで培ってきた設計思想やシミュレーション技術を応用し、先進技術研究所が持つ先進バランス制御技術を取り入れて、ゲームの世界に登場するコライドンをホンダが考えるモビリティの形として極限まで追求している。
コライドンは、2022年に発売された『ポケットモンスター スカーレット』に登場する伝説のポケモン。主人公と一緒に旅をして成長していく相棒でもあるコライドンは、場面に応じて姿を変えることができる。4足歩行で歩く(せいげんけいたい)ほか、逞しい四肢を使って走り抜ける(しっそうけいたい)や高速での遊泳(ゆうえいけいたい)、風に乗って空を舞う(かっくうけいたい)など物語が進むにつれ能力を取り戻し、主人公を乗せてさまざまな場所へ行くことができる。