「第37回東京モーターサイクルショー」が26 - 28日、東京ビッグサイトで開催された。会場には市販車を改造したさまざまなバイクが展示され、その周りには多くの来場者が集まっていた。そんなバイクの1台がブレンボのスズキ『GSX-R1000』だ。
ブレンボについては、詳しく説明するまでもないが、イタリアのブレーキメーカーで、スポーツカー向けの高性能ブレーキに定評がある。フェラーリやポルシェなどに装着され、F1をはじめとしたモータースポーツで高いシェアを誇る。その同社が、今回自信を持って展示したのがGSX-R1000。
「タンク以外はすべて改造しました。例えばボディはカーボン、ホイールはマグネシウム、そしてクラッチは油圧式に、という具合です」と同社関係者。もちろんブレーキは自社製で、最高のものを使用している。その改造費は何と400万円。
「この展示会は直接ユーザーに訴えることができるので、特に力を入れているんです。そのため、展示品についてもこれはというものを並べるようにしています。ここで見て、ブレンボのブレーキをつけてほしいというお客様が意外に多いんです」
同社関係者によると、展示車両の改造バイクを売り出す計画で、「ほしい方はどうぞ」とのこと。価格は500万円ぐらいになるそうだ。