【ロサンゼルスモーターショー09】日産に栄冠 デザインチャレンジ

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日産 V2G(ビークル・トゥ・グリッド)
  • 日産 V2G(ビークル・トゥ・グリッド)
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ロサンゼルスモーターショーにおいて3日、「第6回デザインチャレンジ」の結果が公表された。自動車メーカー6社が参加し、「2030年の若者車」というテーマで、デザインやコンセプトの先進度を競い合った結果、日産『V2G』が大賞に輝いた。

ロサンゼルスモーターショーの恒例イベントが、デザインチャレンジだ。今回は米国カリフォルニアにデザイン拠点を置く、アウディ、GM、ホンダ、マツダ、日産、トヨタの6社が参加。2009年に生まれた子どもが21歳になる2030年、どんな車が相応しいかを6社が提案した。

日産は『V2G』を提案。V2Gとはビークル・トゥ・グリッドの略で、2030年のベストセラーEVという設定だ。 2030年の米国は、「グリッド」と呼ばれる新技術を応用した高速道路ネットワークが構築されているとの想定。グリッドは太陽電池によって生み出された電気を特殊な路面に流し、車両は専用タイヤから集電して走行する。複数の車との連結走行も可能だ。

もちろん、V2GはEVとなっており、前輪4、後輪2の未来的な6輪スタイル。「プラグ&プレイ」と名づけたアップグレードキットが用意され、運転技術に応じて装備が選択できる。カーボンナノチューブクロスなどの先進素材も採用。V2Gは100%のリサイクルを実現している。

デザインチャレンジのチャック・ペリー審査員代表は、「日産デザイナーの情熱と創造性が、2030年の若者にふさわしい車を作り上げた」とコメント。ちなみに、前回は「2025年のEVレーシングカー」をテーマに争われ、マツダ『還』が最優秀作品に選ばれている。

《森脇稔》

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