【東京モーターショー09】日産 リーフ…EVの忘れられがちなメリット

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日産自動車は2010年度後半に北米、日本、欧州で発売する予定の電気自動車(EV)『リーフ』を第41回東京モーターショーに出品する。

このクルマの諸元について、ゼロエミッション事業本部 商品戦略・企画グループチーフ・プロダクト・スペシャリスト、阿部徹さんは「ボディは3ナンバーのコンパクトカーのサイズ。乗車定員は5人。出力はモーター数値で80kw、これは約1.5リットルのガソリン車並みの最高出力ではありますが、最大トルクは280Nmとガソリンエンジンでは3.0リットルクラスに匹敵するものです」と話す。

では、電気自動車として気になる充電時間はどうだろうか。「充電時間は200Vを使って普通充電で8時間程度。急速充電器を使うと約30分弱80%程度は充電できます。例えば、10分くらい高速充電すると50kmくらいは走れることになるのです」。

また、阿部さんは、「長いことガソリン車に乗って来た人間にとっては意外なことですが、燃料補給のためにわざわざどこかへ行く必要がありません」という。「電気自動車は家で寝ている間、あるいは外で買い物や映画を見たり食事など何かをしているときに、充電できるのです。ただガソリンを入れるだけのため何kmも出かける必要はないのです」と電気自動車の忘れられがちなメリットを指摘した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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