ダイハツブースの面白系参考出品車の第2弾は、スローライフを演出する4シーターオープンモデル『basiket(バスケット)』。
家庭菜園や別荘などでの作業に案外便利なのが、ボディは小さいのに荷台の積載面積の大きい軽トラ。実際、別荘地ではベンツと軽トラが並べて置かれているような光景も結構見かける。バスケットはそんな自家栽培やプチ農業を楽しみたいというユーザーに向けた、これまでのキャブオーバー軽トラックとは全く異なる、おしゃれな軽ピックアップトラックという提案だ。
荷台の大きさは軽トラには及ばないが、オープンデッキであるため、土いじりレジャー向けとしては十分以上の積載能力を持つ。が、特徴はそればかりではない。荷台部分にはちゃんとリアシートが備えられ、4シーターとしても使用可能なのだ。
前席のルーフはFRP(繊維強化プラスチック)のデタッチャブル、後席/荷台部分はキャンバス地の幌が装着可能なコンバーチブル仕立てで、農作業ドライブの途中でも空気と触れ合うことができる。
エコカーといえば、省エネルギー、脱石油ばかりが取り沙汰されるが、バスケットは環境と触れ合うライフスタイルを演出するクルマという提案。プラットホームは現行のダイハツの軽モデルの流用という現実路線のモデルだけに、東京モーターショー会場での来場客の感応度によっては市販モデルの開発もありか。