ヒュンダイが8日に韓国で発売した高級車、『ジェネシス』。現地でのテレビCMが思わぬ波紋を呼んでいる。CMの内容はジェネシスとアウディ『A8』を正面衝突させるもの。そしてヒュンダイが「ジェネシスの安全性は高い」とPRしたものだから、アウディが猛抗議した。
CMでは、ジェネシスとアウディA8が相対速度100km/hで前面オフセット衝突。そして、両車の見た目のダメージがほぼ同じことから、ヒュンダイは「ジェネシスはアウディA8と同等の安全性能を実現しています」と、PRしている。
これに対して、アウディが激怒。「A8はアルミボディとアルミスペースフレーム構造を採用。衝突時には見た目のダメージが大きくても、衝撃を吸収して乗員をしっかり守る構造になっている」と反論している。
実はこのジェネシスのCM、韓国よりも先に2008年秋から中国でオンエア(現地名はヒュンダイ『ロヘンス』)。中国でのCMは静観していたアウディも、韓国で同じものを放映されて、さすがに黙っていられなくなったようだ。
今年のデトロイトモーターショーで韓国車として初の北米カーオブザイヤーに輝いたジェネシス。勢いに乗るヒュンダイだが、今回の件では、ちょっと調子に乗りすぎた!?
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