ヒョンデの高級車ブランドのジェネシスは、ブランド初の高性能モデル『GV60 マグマ』のプロトタイプの写真を公開した。
GV60 マグマのプロトタイプは、世界各地での広範囲なテストの最終段階を完了し、近い将来のデビューに向けた準備を整えたという。
高級高性能車の新たな章を開くために設計されたGV60マグマは、刺激的な性能と洗練された快適性の両方を実現するため、厳格なテストを受けてきた。
今年初めにスウェーデンのアルイェプローグで厳しい冬季条件に直面した後、カリフォルニアの猛暑、ニュージーランドの高地山岳地帯、スペインの多様な道路環境でテストを継続した。
米国のカリフォルニア・プルービング・グラウンドでは、極度の暑さの中でパワー出力、冷却効率、熱保護性能を検証。一方、ニュージーランドの南半球プルービング・グラウンドでは、海抜1500mの氷点下環境で、シャシー精度、トラクション安定性、ブレーキ性能、氷結した風の強い地形での俊敏なコーナリング性能を検証した。
これらの評価により、GV60マグマは高速走行時の揺るぎない安定性と、あらゆる条件下での妥協のない乗り心地を実現することが確認されたという。
9月には、ジェネシスのエンジニアが韓国で実世界評価の最終段階を実施。南陽研究開発センターから春川まで走行し、インジェ・スピーディアム・サーキットで集中的なラップテストを完了した。
これらのテストにより、GV60マグマがパワフルな加速とハンドリング精度を、ジェネシスモデルに期待される洗練された快適性とバランスさせる能力が実証された。
高速道路、山岳地帯の道路、混雑した市街地、レーストラック環境すべてが組み込まれ、車両が多様な運転条件にシームレスに適応できることが確認された。
年内に発表予定のGV60マグマは、ブランド設立10周年を迎えるジェネシスにとって重要なマイルストーンとなる。ジェネシス初の高性能EVとして、10年間のイノベーションと高級哲学を最先端の性能エンジニアリングと組み合わせ、真に独特な運転体験を提供する、としている。