【ロサンゼルスモーターショー08】日産 370Z / フェアレディZ 新型---確定スペック!!

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北米日産は19日、新型『370Z』(日本名『フェアレディZ』)を正式公開した。最大出力332psの3.7リットルV6エンジンを、全長が70mmコンパクト、車重が約40kg軽量化されたボディに搭載する。

まずはボディサイズから。全長4244×全幅1849×全高1322mmと発表された。現行比で70mm短く、33mmワイド、全高はほぼ同じだ。驚くべきはホイールベース。なんと100mmも短縮され2549mmとなった。リアのトレッドは56mm拡大されている。

大幅な軽量化も新型の特徴のひとつ。ドアパネル、リアハッチゲートはアルミ素材を採用。さらに、現行モデルではアルミ+金属製だったボンネットフードは、フルアルミ製に変更された。これらの軽量化によって、車重は現行比で約40kg軽い1466kgに抑えられているという。

エンジンは『スカイラインクーペ』でおなじみの3.7リットルV6。しかし、専用チューンが施され、最大出力は332ps/7000rpm、最大トルクは37.3kgm/5200rpmを発生する。現行の3.5リットルと比較すると、26ps、0.3kgm の性能向上だ。パワーウェイトレシオは4.4kg/psとなる。

ミッションは6速MTとパドルシフト付き7速AT。6速MTには世界初の「シンクロレブマッチシステム」が採用された。これはオプションの「スポーツパッケージ」に用意されるもの。ボタンを押せばレブマッチモードとなり、シフトチェンジでクラッチを踏んだタイミングに合わせて、エンジン回転数を同調してくれる。

足回りはサスペンションが前ダブルウイッシュボーン、後ろ4リンク。タイヤサイズは前225/50R18、後ろ245/45R18のヨコハマ「アドバンスポーツ」。スポーツパッケージは前245/40R19、後ろ275/35R19のブリヂストン「ポテンザRE050A」となる。

北米日産は北米での価格について、「2万9930ドル(約290万円)から」とアナウンス。現地では2009年1月から販売が始まり、2009年後半には『ロードスター』も加わるという。新型フェアレディZは日本では2008年12月に発表される。

《森脇稔》

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