スーパーアグリが撤退し、10チームで争われることになったトルコGP決勝。フェラーリのフェリペ・マッサがポールtoウィンを達成した。
マクラーレンの2台を抑えポールポジションを獲得したマッサはスタートを無事に決めポジションをキープ。ラップ24、バックストレート出口のブレーキングで3ストッパーのルイス・ハミルトン(マクラーレン)に抜かれたものの、ピットストップで逆転した後はリードを保ちきり、得意のトルコで3連勝を飾った。
2位には健闘一歩及ばずハミルトン、3位には4番手スタートのキミ・ライコネンが入った。
予選2位のヘイキ・コバライネン(マクラーレン)はスタート直後に緊急ピットインを強いられタイヤ交換をし大きく後退。途中順位を回復したものの結局12位に終わった。ロバート・クビサ、ニック・ハイドフェルドのBMWザウバー勢が4、5位。6位にはフェルナンド・アロンソ(ルノー)が入った。
スタート直後にジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)が中嶋一貴(ウイリアムズ)に接触し、両者リタイア。さらにラップ27にはセバスチャン・ブルデー(トーロロッソ)がスピンからリタイアを喫した以外、17台が完走した。
トヨタはヤルノ・トゥルーリ10位が最高でティモ・グロックは13位。ホンダ勢ではジェンソン・バトン11位、ルーベンス・バリチェロ14位と、トヨタもホンダもいいところがなかった。
この結果ライコネンは35ポイントでドライバーズチャンピオンシップの首位をキープ。マッサとハミルトンが28ポイントで2位に並んでいる。