三菱自動車が17日発表した『アウトランダー』に搭載した新開発2.4リットルエンジンは、同社とダイムラークライスラー、現代(ヒュンダイ)自動車の3社共同開発によるものとなった。
このエンジンは直列4気筒で、三菱のエンジンとしては初めて吸排気連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)を採用、高出力と低燃費につなげている。
3社は基礎開発で協力し、アルミ製のシリンダブロックやピストンなどを共通化した。チューニングについては各社の独自技術を盛り込んだという。
また、3社は現地生産車向けにこの共同開発エンジンを生産する合弁工場も設立している。ただ、各社の提携関係が一部解消されたこともあり「新たなエンジンの共同開発計画はない」(相川哲郎・三菱常務)という。