2000年に初代がデビュー、今ではすっかりおなじみとなった感のあるドレスアップモデル、スバル『レガシィ・ブリッツェン』の2006年モデルが登場する。毎回、微妙にコンセプトを変えて登場しているブリッツェンだが、06モデルは05モデルの「B4」(セダンモデル)ベースからステーションワゴンベースへと転換される。
企画を担当した商品企画本部の大雲浩哉氏は、「現行レガシィはワイドボディとなったため、先代モデルにあった線の細さは解消されています。が、外観がちょっと大人しいんですね。そこで、強さを打ち出すためのカスタマイズにこだわりました。開口部の大きさを強調しつつ、品位も兼ね備えたメッシュ状のフロントグリルはその一例です」と、デザインの意図について語る。
バフがけのアルミムク材のような素材感が特徴的なフロントグリル、アルミホイール、ルーフレールなどは、オリジナルのエアロパーツとともに2006モデルの大きな特徴となっている。カラーは「鮮やかかつ深みのある色合いの赤をモノにするために試行を重ねて作り上げた」(大雲氏)という、初代ブリッツェンから継承されてきた「プレミアムレッド」。
そのたたずまいは狙いどおり、まさにエモーショナルな力強さをかもし出している。