【D視点】シトロエン C4 …パリコレ発のカボチャ

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★道具に憧れるためには

どこの自動車メーカーも世界中に輸出するのが一般的になり、ユーザーの方もいろいろな国のクルマに接する機会が増えている。するとクルマの性能は均一化し、それにつれてデザインの重要度はどんどん増す。

例えば、ふわふわした乗り心地に惚れ込んだシトロエンフェチが、ドイツ車の地べたに張り付くような運転フィールに度肝を抜かされる。ノスタルジーで「昔は良かった」と言うユーザーもいるだろうが、車酔いを楽しむわけにもいくまい。

クルマは道具である。ユーザーが様々なクルマを体験するにしたがって、クルマの性能は均一化され、しかもその性能は高いほうにそろえられていく。C4の運転フィールがドイツ車に似ていることを残念がる人もいるが、それもシトロエンの戦略であるような気がしてならない。

一方、クルマはユーザーの感情や好みの反映でもある。同様の例のファッションでは、パリ、ミラノそしてロンドンコレクションから発信される新しいデザインが、世界中の女性のため息を誘う。こちらは水が高いところから低いところに流れるように、憧れの文化が周辺へと伝播する。

文化の香りの高いフランスから発信するクルマのデザインには、成功のチャンスが高そうだ。シトロエンのデザイン重視の戦略がこのような状況を意識的に読み込んだのか定かではないが、競合他社にとって手強い相手となった。

★フランス娘がやきもち
★独創と普遍のバランス、アンバランス
★道具に憧れるためには

《松井孝晏》

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