【D視点】シトロエン C4 …パリコレ発のカボチャ

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★独創と普遍のバランス、アンバランス

シトロエンには歴史的な名車が数多く、玄人筋の評判も高い。しかし個性的なデザインや機構が災いしてか経営危機に陥り、プジョーと合併する羽目となってしまった。

そして21世紀になってから、『C3』、『C2』、『C3プルリエル』、そして今回のC4と、シトロエンの新シリーズが矢継ぎ早に発表された。

直近のモデルC3プルリエルのボディは極端に丸く、C4はC2に似てやや角張り気味のボディを持っている。フロントエンブレムについても以前のままと、グリル一体化と2種類がある。全体の印象として統一されたテイストやデザインになっていない。

ただ共通しているのは、たとえ個性的なデザインであっても、広く一般のユーザーにも理解されやすい親しみ易さや美しさを備えているということだ。シトロエンが過去の苦い経験から学んだ大きな成果であろう。

特に、C5のマイナーチェンジから始まりC4で本格的に採用されたフロントデザインにそれを感じる。もとは歯車メーカーであったことから「山形の歯」(シェブロン)を図形化したといわれるエンブレム、それをモチーフにしたフロント回りは個性的だ。同時に、万人に愛されそうな愛嬌も感じる。

そう、ハロウィンで作る、カボチャに目鼻口をつけた“Jack-O-Lantern”にそっくりではないか。「Trick or treat !」と言いながらチョコレートやキャンディをねだる子供たちは微笑ましい。C4のデザインもまた、微笑ましい。

★フランス娘がやきもち
★独創と普遍のバランス、アンバランス
★道具に憧れるためには

《松井孝晏》

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