銀行株などに買い戻しが入り、全体相場は小反発。しかし、外為市場での円高進行が輸出関連株の売りを誘い、自動車株は全面安となった。
9月の大手各社の国内・海外生産実績が発表されたが、市場の反応は薄い。トヨタ自動車、ホンダ、マツダの3社の国内販売が前年同期を上回ったが、株価はそろって続落。マイナスとなった日産自動車も、前日比14円安の1157円と続落した。
日野自動車工業は今3月期の経常利益予想を378億円に上方修正したが、材料視されず25円安の754円と続落した。
全面安の中にあって、上半期の国内販売が過去最低となった三菱自動車工業が2円高の108円と反発。前日1年5カ月ぶりの新車投入が評価されたもようだ。