【日産ムラーノ北米仕様 試乗】『ハリアー』を意識した商品コンセプト

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世界の主要メーカーが力を入れるのがSUVカテゴリーだが、こと日本メーカーに限ってみれば、『ムラーノ』のライバルとして思い浮かぶのがトヨタ『ハリアー』だろう。現地ではレクサスブランドで販売されるだけにプレミアム性はじゅうぶんだが、前出の三木氏も「国内で見ると、ハリアーや『クルーガーV』あたりがライバルでしょうね」と大いに意識しているようす。もちろんそれはクルマ作りにも大いに反映されており、「ファーストクラスシートなど、インテリアはどこを取ってもハリアーよりも広い」(三木氏)と自信はたっぷりだ。

実車を見ても、乗り込んでみると見た目よりもタイトなイメージを受けるハリアーに対して、SUV本来の持ち味である広々感はじゅうぶんなスペース。確かに広さについては軍配はムラーノに上がるだろう。

さらに走りに関しても、SUVで問題になりがちなコーナーでのロール量についても抜かりはないようで、「ハリアー比25%マイナスです」(三木氏)と、しっかりと数値まで登場。かなりライバルとしてハリアーを研究し尽くしていることが、ヒシヒシと伝わってきた。

あとは見た目だが、ベースデザインは個性を抑え、クリスタルタイプのテールレンズでアクセント付けるというトヨタらしい、そつのないまとめ方のハリアーに対して、ムラーノのは見た目まんまの直球勝負。好き嫌いが大きく分かれるのは確実だが、とにかく注目を浴びるのは間違いない。この点をプレミアム性として取れる人にはハリアーより断然ムラーノ。恥ずかしいなら、ハリアーとなると思う。(つづく)

《近藤暁史》

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