7日発表されたトヨタ『パッソ』/ダイハツ『ブーン』のエクステリアデザインは「イカツかわいい」がキーワード。
日本市場でメインターゲットとしている女性ユーザー層の支持を得るには「かわいい」の要素が不可欠だが、トヨタとダイハツは「かわいい」デザインが増えてきたベーシックカー市場で個性を主張するため、「イカツさ」を併せ持たせた。
トヨタ『ヴィッツ』が曲率の高いボディ外板を多用したオーガニックなデザインであるのに対し、パッソ/ブーンのデザインは平面を多用したもの。室内スペース拡大のためにタイヤをボディの四隅に追いやり、また左右輪の間隔を広くとったため、背高なボディであるにもかかわらず、見る人にどっしりとした安定感を与えている。
フロント、リアともに、ホイールがボディ前後端の絞り込みの部分にかかっているため、くっきりとしたフェンダーアーチを持つ。これはドイツのミニカー、MCCスマートで最初にお目見えしたもの。小型車の世界では流行となりつつあるデザイン手法であり、パッソ/ブーンを非常に新しく見せることに成功している。
ボディカラーは全部で9色が用意される。微妙な色合いまで含め、両モデル間でまったく共通の色となっている。シャイニングレッド、ホワイト、ダークブルーなどのオーソドックスな色に加え、小型車で流行しているパステルカラーのような中間色も設定されている。