23日、F1モナコGP決勝は、トヨタのオリビエ・パニスがスタートできず、赤旗ディレイで1周少ない77ラップでの戦いとなった。スタートで7位から4位に順位を上げたB・A・R・ホンダの佐藤琢磨だったが、再スタート後2周目にエンジンが大量の白煙を巻き上げてブロー。視界を失った後続マシン同士が接触し、デイビッド・クルサード(マクラーレン)とジャンカルロ・フィジケラ(ザウバー)がリタイア。今年初めてのセーフティーカーが導入される。さらに残り35ラップで2位走行中のフェルナンド・アロンソ(ルノー)がトンネル内でクラッシュし、再びセーフティーカー導入。そのセーフティーカー走行中に、暫定トップのミハエル・シューマッハがトンネル内で原因不明のブレーキロック、そこに後続のファン・モントーヤ(ウィリアムズ)が追突してシューマッハはリタイア。開幕6連勝はならなかった。ポールポジションからスタートしてトップを走行するヤルノ・トゥルーリ(ルノー)をジェンソン・バトン(B・A・R・ホンダ)が最後まで激しく追い上げる展開となったが、トゥルーリが守りきって優勝。F1デビュー8年目にして念願の初優勝を伝統のモナコGPで達成した。バトンが2位、ルーベンス・バリケロが3位に入った。完走わずか10台のサバイバルレースとなったモナコGP。クリスチアーノ・ダマッタが6位、パニスが8位とトヨタは今季初ポイントをダブル入賞で達成した。
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