●数年先が楽しみ
そのスタートラインという意味では、松浦や金石は最低ラインをクリアしている。彼らが正式にそれぞれのカテゴリーに参戦するとなれば後は自分のスピードをリザルトに反映させるだけだ。
もちろん、彼ら以外のもっとキャリアの浅い日本人ドライバーたちがフォーミュラ・ルノーやヨーロッパのF3などに参戦するプランを練っているとも聞く。例えば佐藤琢磨を輩出した日本のレーシングスクール、SRS-Fでも積極的に語学力の向上を推奨している。
海外レースでの活躍、そしていつかはF1に……という夢を見るのは簡単だが、コース上での走りの前に言葉の壁を超える事。幸いにしてそれを理解している日本のヤングドライバーが増えている事実は、数年先の楽しみを約束してくれているようなものなのかもしれない。
1/3●2004年、ふくらむ期待
2/3●佐藤琢磨のテストの真意
3/3●数年先が楽しみ