急激な円高が一服したことで輸出関連株に買い戻しが入り、全体相場は5日ぶりに反発。自動車株の上げる銘柄が目立った。日産自動車が前週末比38円高の919円と4日ぶりに反発し900円台を回復。買い戻しが相次ぎ、出来高は市場第4位に膨らんだ。
ホンダも110円高の5410円と4日ぶりに反発。ドイツ、フランスなど欧州市場における乗用車販売の強化戦略が報じられたうえ、5月の新車登録台数が全体では1.4%減となった中、『フィット』の好調で2割強の伸び。販売の好調を背景に人気を集めた格好だ。
三菱自動車工業、マツダも上げ、ダイハツ工業、スズキがしっかり。こうした中、トヨタ自動車が続落し、富士重工業がさえない。