8月も終わり、新たに9月度ランキングが始まっている。そこで、8月のe燃費ランキングを総括し、分析を試みよう。車種別ランキングでは、トヨタ『プリウス』(NMW10)が16.45km/リットルで逃げ切った。
8月初旬の局面では軽自動車各車が上位を争っていたが、中盤戦これにプリウスが割って入る。これ以降、激しい首位争いが展開され、1位と2位が毎日入れ替わる。しかし終盤に入って軽自動車勢が息切れ、プリウスが最後にもう一息距離を伸ばし、逃げ切った格好。しかしながらプリウスの10・15モード燃費は29.0km/リットル、実用燃費との大きな乖離が浮き彫りになった。
外車勢では、プジョーの『206XT』(T14)が安定した成績で中位をキープし、12位でゴール。1.4リットルエンジンにしては健闘した。また、上位進出が予想されたローバー『ミニ』(XN12A)は今ひとつ伸びず、20位に終わった。ミニオーナーは回しすぎに注意(笑)。
意外なのはホンダ『シティ』(GA2)の健闘ぶり。背の低い2代目シティと言えばおわかりだろうか。800kgを切る軽量ボディと、燃費の良いホンダエンジンの組み合わせが吉と出たか。ホンダは、メーカー別でもフルラインメーカーの中では最上位。ホンダ車は燃費が良い、という風評はあながち嘘ではなかったようだ。