2000年CARTシリーズ第9戦「Marconi Grand Prix of Cleveland」が、エリー湖畔のオハイオ州クリーブランドのローカル飛行場、“バーク・レイクフロント・エアポート”の 滑走路に設けられた特設ロードコースで開催、7月2日に決勝レースが行なわれた。日本メーカーのホンダ勢は1日の公式予選において、ジル・ド・フェラン(マールボロ・チーム・ペンスキー)がフロントローの2位、ダリオ・フランキッティ(チーム・クール・グリーン)が8位と、決勝に大きな期待を持たせた。しかし不運なトラブルに見舞われ、D. フランキッティの13位がホンダ勢の最上位となった。ホンダと張り合うトヨタの成績もぴりっとせず、優勝したのはロベルト・モレノ(ビステオン・パトリック・レーシング/フォード)。100周のレースのうち91周をトップで走る強さだった。またモレノだけでなく、フォード(=コスワース)勢は上位7医までに5人を送り込む勢いだった。予選21番手と後方からスタートした中野信治(ウォーカー・レーシング/ホンダ)はトラブルにもかかわらず辛抱強い走行を見せた。中野は「最初のスタートで誰かが追突、再スタートするまでにかなりの時間がかかった。パンクしていたタイヤでなんとかピットに戻ったのだが、2周遅れになったのは辛かった。昨日の夜の変更でマシンも良くなり、レース中はトップグループと同じぐらいのペースで走れただけに、残念」とコメント。中野は82周目にやトランスミッショントラブルでストップ、15位でレースを終えた。決勝リザルト1:ロベルト・モレノ(フォード)2:ケニー・ブラック(フォード)3:クリスティアーノ・ダ・マータ(トヨタ)4:マイケル・アンドレッティ(フォード)5:パトリック・カーペンター(フォード)6:フアン・モントーヤ(トヨタ)ドライバーズポイント・ランキング 1:ロベルト・モレノ 902:マイケル・アンドレッティ 683:ジル・ド・フェラン 674:ケニー・ブラック 635:ポール・トレイシー 596:ジミー・バッサー 5422:中野信治 7マニュファクチャラーズポイント・ランキング1:フォード・コスワース 1582:ホンダ 1383:トヨタ 1324:メルセデス・ベンツ 43