
【池原照雄の単眼複眼】重課税が国内生産を空洞にする
自動車労使がここまで危機感を強めているのは、過去最高値が続く円高により国内産業の空洞化がジワジワと進んでいるからだ。会見で豊田副会長は「空洞化という生易しいものでなく、すでに崩壊が始まっている」と語気を強めた。

大矢アキオの『ヴェローチェ!』…あの「エルフ」が消滅する
フランス最大の石油会社トタールはこのほど、傘下のガソリンスタンド網「エルフ」を新ブランド「トタール・アクセス」に順次切り替えてゆくことを明らかにした。対象店舗はフランス国内の600店。

【池原照雄の単眼複眼】タイ生産、おおむね11月中に再開?
タイの洪水による生産減が回復途上にあった自動車メーカー各社の業績に、まさに冷水となって襲いかかっている。1日までに第2四半期決算を発表した5社のうち、通期の営業利益予想を上方修正したのは軽自動車販売が好調なダイハツ工業のみ。

【池原照雄の単眼複眼】軽に過大な期待はできない
日本固有の規格によるミニカーである軽自動車の市場争奪戦が激化する雲行きだ。トヨタ自動車が9月にダイハツ工業からのOEM調達で参入し、乗用車メーカー全8社が扱うことになった。

【井元康一郎のビフォーアフター】燃料電池車にネクストステージはあるか
プラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車(EV)、航続距離延長型電気自動車(E-REV)など、次世代エコカーの開発や技術革新が注目を集める一方で、水素を使って走る燃料電池車(FCEV)をめぐる戦いもまた静かにヒートアップしている。

【池原照雄の単眼複眼】日産、「廉価」で普及狙う安全システム
日産自動車が普及に重点を置いた廉価な安全システムの開発を強化している。車載カメラや超音波ソナーでドライバーの誤認や運転席からの死角をカバーし、事故を減らそうというもので、このほど報道陣に公開した。

大矢アキオの『ヴェローチェ!』…美しい国を悩ます「駐車場塞ぎ」
イタリアの大都市は、欧州のなかでも駐車場の獲得競争が激しい都市として有名である。それを増幅させているのは、スペースを塞ぐ放置自動車だ。放置自動車の数は各地の自治体の頭を悩ませている。

【池原照雄の単眼複眼】産業界には議論の余地なしのTPP参加
日本の産業界が直面する「6重苦」のうちの経済協定について、日本自動車工業会が日本と韓国の状況を比較したデータをまとめた。両国のFTA(自由貿易協定)とEPA(経済連携協定)の発効や今後の締結見通しに基づき、協定対象国・地域の新車市場規模を比較している。

大矢アキオの『ヴェローチェ!』…シトロエン公園に“やっと”DSのオブジェ
パリ・セーヌ左岸にあるアンドレ・シトロエン公園に、このほどシトロエン『DS』のオブジェが設置されることが決まった。

【池原照雄の単眼複眼】トヨタと提携6年、実りのスバル車
トヨタ自動車と富士重工業(スバル)が2005年10月5日に提携を発表して丸6年。富士重工・米国工場へのトヨタ『カムリ』生産委託で始まった両社の提携は、スポーツカーの共同開発や軽自動車生産のダイハツ工業への集約など幅広い成果を積み上げつつある。