サービス名を統一
ゼンリンデータコムはこれまでPCやケータイ、スマートフォンなどに地図/ナビゲーションサービスを複数のブランド名で提供していたが、この5月にそれらのブランド名称を『いつもNAVI』に統合した。
ケータイ版いつもNAVIのサービス/アプリは、ドコモ、ソフトバンクに提供していたが、これらに加えて、6月にau版BREWアプリをリリース。ひとつのブランドで提供するケータイ向けナビサービスとしては初めて3キャリア対応を果たした。
◆マルチプラットフォームで展開
いつもNAVIではこのほかに、Windows MobileやiPhone向けにもアプリを提供しており、マルチプラットフォームの総合ナビサービスとして位置づけられている。ドコモ端末には「地図アプリ」としてプリインストールされており、いつもNAVIのサービスが60日間無料で利用可能だ。以下、905i以降のドコモ向けアプリ(地図アプリ)に即して機能を紹介する。
携帯向けナビゲーションの標準的な機能はひととおり揃える。徒歩ナビ+公共交通機関を組み合わせた「ドアtoドアナビ」や、カーナビ機能が利用できる「助手席ナビ」、「乗換案内」、各種スポット検索等々。UI面では、利用する交通機関を事前に選ぶ必要はなく、まず目的地・出発地を先に指定し、ルート探索結果から交通機関を選択することが可能だ。
◆独自の機能群がそろう「便利ツール」
また、いつもNAVIのユニークな機能が「便利ツール」。「地図トーク」やこれまで通過した「訪れた街」、GPSの軌跡ログを取得できる「足あと」、標高地図や鉄道モードなど地図表現をさまざまに変えられる「地図モード」、地下鉄や交差点を3Dパノラマイラストで見られる「3Dパノラマ」など独自の機能群が揃う。
また、災害用メニューとして、ローカルに地図を保存できるモードもあり、こと機能の多さに関しては、他の追随を許さない。