【ゼンリンデータコム いつもNAVI インプレ後編】分かりやすさと機能性でバランスに優れたナビゲーションアプリ

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設定画面。縦にかなり長い画面で、これは上のほうだ。通行速度の設定があるのが分かる。5km/h刻みで設定可能
  • 設定画面。縦にかなり長い画面で、これは上のほうだ。通行速度の設定があるのが分かる。5km/h刻みで設定可能
  • 設定画面の下の方。地図の文字を大きくする設定や操作音量の設定がある
  • ドライブコンテンツは初期設定ではすべてのコンテンツが有効になっている。使わないコンテンツはオフにしておけばメニューに表示されない
  • 「オービスマップ」を単体で起動させた所。見た目はいつもNAVIとほとんど同じ。オービスに近づくと警告を発してくれる
  • 「観光マップ」を単体で起動。いわゆるガイドブックアプリとも違って、やはり地図をメインとしたアプリだ
  • VICSによる渋滞の表示。赤い破線は目立つように思えるが、実際には今ひとつ見にくい印象がある
  • 地図の左下のボタンをタップするとこのようなメニューが表示され、地図に表示するコンテンツを選択できる
  • ガソリンスタンドの設定画面。表示するコンテンツを給油方式やブランドで絞り込むことができる
◆VICSの渋滞情報にももちろん対応。ツボを押さえた設定機能もよく考えられている

「いつもNAVI」は、VICSに加えてプローブの渋滞情報に対応しており、地図上に渋滞情報を表示できる。また、ルート検索は渋滞予測を考慮したもので、すでに起きている渋滞だけでなく、これから起きると予測される渋滞を避けたルート検索になっている。

地図上へは赤とオレンジの破線で表示される。たいていのナビでは実線で表示するのが普通で、破線は珍しいといえるだろう。

設定機能についてもここで説明しておこう。全体にシンプルなアプリで設定機能も驚くほど豊富というわけではない。しかし、ツボを押さえた実用的な設定ができる。例えば、一般道と高速道路の通行速度の設定だ。初期設定は25km/hと80km/h。一般道の速度などは混んでいる都市部では遅め、郊外では早めとなるので、調整することで到着予想時刻の精度を上げることが可能だ。

画面の向きを固定する設定や、地図の文字を大きくする設定、操作音と案内音声を独立して調整できるのも非常に実践的で的を射た設定だ。


◆空いている駐車場が分かる空満情報はかなり便利。ドライブコンテンツで必要な情報を表示させる

いつもNAVIの大きな特徴となっているのが、ドライブコンテンツだ。これは、コンビニやガソリンスタンドなどを地図上にアイコンで表示する機能。そんなの普通だろ、と思う事なかれ。並のアイコン表示機能とはかなり違うのだ。

まず、通信でリアルタイムの情報を表示できるコンテンツが2つある。駐車場の空満情報と、ガソリンスタンドの価格表示だ。空満情報は都市部での駐車場探しには利用価値が高い。最近は小規模なコインパーキングが増えているが、小規模で低価格なために満車のことが多く、黄色い看板を探してウロウロしてしまうことも多い。それを解消してくれる空満情報は本当に便利だ。

ガソリンスタンドについては、表示する価格をレギュラーとハイオクから選択でき、さらに給油方式(セルフどどうか)やブランド、24時間営業かどうかまで選択できる。やはり価格はずれていることが多いのだが、高い店、安い店の傾向は見て取れるので問題ないといえるだろう。

そのほかに地図上に表示できるのはコンビニ、ファミレス、ファーストフードなど。どのコンテンツを表示するかは地図画面の左下のボタンをタップすればメニューが表示され、いつでも簡単に変更することができる。また、設定画面でドライブコンテンツのうち、どのコンテンツを使うかを設定可能。ここでオフにしたコンテンツはメニューに表示されなくなるので操作性がよくなる。地図上にアイコンを表示する機能はありふれているが、ここまで使いこなしを意識したインターフェースを作りこんでいるアプリはほかにないといっていい。実際、即座に表示するアイコンを切り替えられるのは便利だ。


◆別のアプリと組み合せてドライブコンテンツの内容を追加

いつもNAVIの大きな特徴のひとつが、別のアプリと組み合わせて機能を増やすことができる点だ。現在のところ、組み合わせることができるアプリとして年額170円の「観光マップ」と年額250円の「オービスマップ」それに無料の「japan Map(English)」がある。「観光マップ」と「オービスマップ」は地図上に様々な情報を表示するドライブコンテンツの内容に追加できるアプリ、「japan Map(English)」は英語版の地図だ。

今回は「観光マップ」と「オービスマップ」を使ってみた。「観光マップ」は紫色の富士山のアイコンで観光地を表示し、それをタップすると詳しい情報が表示される。電話番号や住所はもちろん、写真、紹介文、営業時間などのデータも表示され、当然ながらそのまま目的地や経由地に指定することが可能。観光地を回るようなドライブには非常に便利な機能だ。

一方「オービスマップ」はオービスの位置を地図上に表示する。オービスに近づけばナビ中でも警告を発する、と言いたいところだが、残念ながらナビゲーションとの連携機能はなく、オービスのアイコンを地図に表示するというものだ。なお「観光マップ」、「オービスマップ」ともに単体でも使用することができる。「オービスマップ」は単体で使えばオービスの手前で警告が発せられ、警告を出す距離も自由に設定できる。


◆パソコン連携機能はAndroidで

いつもNAVIにはパソコンで使えるWeb版もあって、ルート検索や渋滞の確認などに使えるほか、操作性のいいパソコンで目的地を見つけて端末に同期するといったこともできる。ただし、PC連携機能をフルに使えるのはAndroid版とケータイ板(フィーチャーフォン)となっている。

このように、いつもNAVIは地図の品質や操作性は非常に優れていて、ドライブコンテンツも他のアプリにない魅力となっている。初心者にも分かりやすい操作性と駐車場の空満情報など、本格的な機能のバランスがうまくとれた、魅力のあるカーナビゲーションアプリだといえる。


iOS用 いつもNAVI(App Store)
Android用 いつもNAVI au版(Google Play)
Android用 いつもNAVI Softbank版(Google Play)
いつもNAVI [ドライブ](Google Play)
《山田正昭》

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