東京都交通局では、都営バスの接近状況や運行状況を、携帯電話やパソコンなどから知ることができるサービス「都バス運行情報」を1月6日より本格的に稼働した。このサービスは2002年12月中に試験的運用を初めていたが、好評だったため多摩地区を除く都区全路線にサービスを拡大した。
パイオニアからカロッツエリアDVD『楽ナビ』5機種が2月上旬より発売される。新開発のタッチパネルを採用して使いやすさをさらに向上させたほか、DVDビデオや音楽CDが楽しめる「メモリーナビモード」搭載している。また後部座席の子供用モニターを備えたモデルも採用した。
警察庁は、カーナビなどで交通情報を伝える音声情報の規格化に着手する。従来の代表的なサービスであるVICSはカーナビ画面に交通情報が表示される。ただ、視覚情報は脇見運転につながるため、前方視界から目をそらさずに情報を入手できる音声に着目した。
通信カーナビとしてのトヨタ『G-BOOK』、ホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』はついに具現化した。しかし、ナビの進化はこれで留まることなく、今後も続いていく。さらに高度な通信技術を搭載した『インターネットITS』技術は今も研究が進む。
マイクロソフトは現在「.NET」(ドットネット)という壮大な構想を進めている。これも『Windows CE for Automotive』と組み合わせ、将来的にはトヨタ『G-BOOK』などで活用させるという計画なのか。
将来的に『Windows CE for Automotive』普及のための戦略。Windows CE for Automotiveを発展させるキラーなコンテンツとは何か。これに対するマイクロソフト担当者の見方は似て非なるものとなっている。
『WindowsCE for Automotive』を採用したシステムは今後も増加していくと考えられるが、その一方で『Micro-ITRON』を採用した従来型のカーナビは徐々に姿を消していくことになるのか。
マイクロソフト(MS)が『WindowsCE for Automotive』を開発するにあたり、一番神経を使ったのは「消費電力の問題だった」と、ITS戦略統括部の平野元幹部長は語る。他の組込機器以上にシビアな省電力化を迫られたという。
トヨタが『G-BOOK』搭載端末で、ホンダが『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のDVDナビで、そしてクラリオンが『AutoPC CADIAS』で、あいついで基本ソフト(OS)として採用したのが、マイクロソフトが開発した車載端末専用OS『WindowsCE for Automotive』だ。
ユーザー(メーカー)によるGUIの自由なカスタマイズを特徴とした『Windows CEfor Automotive』の採用により、同じOSを使いながらも見た目は全く異なるものになったトヨタ『G-BOOK』と、ホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』搭載機。しかしながら、GUIのカスタマイズだけで思想まで違ってくるものなのか。