アキュラはミドルクラス・スポーツセダン『TSX』をデトロイト・オートショーで発表、4月から発売する予定だ。ホンダのミドルクラスセダンは『アコード』だが、日本仕様と北米仕様ではデザインが異なり、ホンダのプレミアムブランドであるアキュラTSXは日本仕様アコードの兄弟車となっている。
日産は新型フルサイズピックアップ『タイタン』によってビッグ3に対し、新たな挑戦を臨むことになる。競争にあたってカルロス・ゴーン社長は、2003年の日産は「満たされていない需要に配慮した」と記者会見で強調した。
日産が新型『クエスト』の発表は人々を刺激し、興奮させた。ミニバンに刺激されることなどめったにないし、ましてや興奮することなどない。しかし新型『クエスト』は違った。まずウェッジのきいたそのスタイリング、さらにはその大きさ。クエストは弱々しいファミリーカーゴではない。
『マキシマ』はかつて「4ドアスポーツカー」と呼ばれたクルマである。北米日産の商品企画担当副社長、ジャック・コリンズはプレゼンテーションで新型のスポーティネスを強調し、「狼の皮をかぶった狼」と表現した。
スバルテクニカインターナショナル(STi)は、今回のオートサロン会場に24日発売開始予定のスバル『レガシィB4 BLITZEN 2003 model』を持ち込んだ。発売開始のアピールは昨年末に行われたが、一般公開は今回が初めてとなる。
マツダスピードは『ロードスター』をベースとしたコンプリートカスタムカーの『RSクーペ』2車種をオートサロンに出品した。チューニング内容とイメージ構成に合わせ、「A-type」と「E-type」の2車種が用意されている。
マツダスピードとマツダE&Tはオートサロンの原点に戻り、型落ち車を積極カスタマイズしたモデルを発表している。それが『ロードスター・リフレッシュ』というクルマ。仕様に応じて「バージョン1」と「バージョン2」が用意される。
トヨタ『ハリアー』の次期モデルとされるレクサス『RX330』。チーフエンジニアの岡根幸宏主査によると、「日本向けのハリアーとして全幅1845mmが厳しいのは確か。日本では1800mmで消費者の受け入れ方が大きく変わるのは承知している」と、北米市場重視の姿勢を見せた。
ちょうど昨年のデトロイトショーでコンセプトカーとして出品されたインフィニティ『FX45』が、今年は量産モデルとして現れた。全体のデザインはコンセプトカーのものと変わらず、今年1月24日北米で発売される。日本導入予定は残念ながら無いようだ。
キャデラックの最新コンセプトカー『V16』(Vシックスティーン)がそのスリークな姿を現すと会場の興奮のボルテージは一気に高まった。興奮の理由は光り輝くその車体のデザインと、車名にもなった90度V16気筒エンジンである。