ジュネーブ・モーターショーに毎年エキセントリックなショーカーを展示して来訪者を楽しませてくれるのが、地元スイスのカスタマイザー、リンスピードだ。今年はポルシェをベースにして、ワゴン/ピックアップ転換ボディをもつ『ベドウィン』を制作した。
ジュネーブ・モーターショーに、日本からカスタマイザーの大野俊彦さんがたった一人で『ナオミIV』を展示した。ジュネーブショーに出品するのは今年で4回目となる。ベースは先代メルセデスベンツ『SL』、7万ユーロ、日本円でも800万円程度で市販したいという。
ジュネーブ・モーターショーの常連で、奇抜なアイデアのコンセプトカーを展示するのがフランコ・スバッロだ。スバッロはスイスでカスタマイジング/チューニング・ショップを経営し、近年はデザイン学校も運営する。最近のジュネーブショーにはスバッロが監督して学生が制作した作品が展示されている。
フィアットはプロジェクト「169」ファミリーの小型車、『ジンゴ』と『イデア』の2台をジュネーブで発表した。169のプロモーションを意図し、さらなる発展に期待を抱かせるのが『マラケシュ』コンセプトだ。169をベースにした4人乗りのリゾートバギーである。
ボルボ『VCC』(多機能コンセプトカーの頭文字)は、走りの高性能が燃費や環境負荷とトレードオフにはならないことを実証した。エンジンは2.6リットル直6(250HP)を搭載、いっぽうハイブリッドで燃費は15.4km/リットル、排ガス浄化性能は他車の排ガスまでクリーンにしてしまう。