スバル(富士重工)は日本からの完成車輸出と独自の販売ネットワーク構築に戦略転換。今回の北京ショー(8−16日)では「高性能車スバル」を全面に押しだした展示を行った
あちこちに三角形のグラフィックを散りばめた、エントリークラスのコンパクトミニバンは哈飛汽車(ハーフェイ)の『路宝』(ロボ)。ハーフェイの商品開発にはピニンファリーナが協力しており、この『路宝』の開発にも参加している。
F1マシンから新型クラウン、レクサスブランドの高級車、身近になった大衆車ヴィオス、そしてダイハツ車に名付けられた新ブランド名「ダリオ」と、豊富な展示内容で人気だったのがトヨタ・ブース。
長らくデトロイトオートショーと時期的にバッティングしていたロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)が、ついに11月開催へと時期変更となった。
初代トヨタ『アリスト』を連想させなくもない、スポーティなフォルムを持った大型サルーンは華晨汽車(ブリリアンス)の『新中華』。存在感のあるフォルムで、他の中国製セダンとは一線を画している。
中国にもスペシャリティ・クーペが存在した。吉利汽車(ギーリー)が発売しているそのモデルの名は『美人豹』。後方へ弧を描いて跳ね上がるキャラクターラインが特徴的だ。
北京モーターショーに華を添えているコンパニオンの美女たち。トップクラスの日当は1万元(約15万円)だという。大都市で会社勤めをしていても、月給5000元(約7万5000円)といえば高給取りだが、彼女たちはショー会期中の8日間で8万元を稼ぐのだ。農村部へ行けば3年分の世帯収入にも匹敵する。
中国の自動車市場が足踏み状態か。国家統計局が発表した、ことし5月の国内乗用車生産は前年同月比30%の大幅マイナス。前月比でも12ポイント以上の減だった。地域によっては輸入も大幅減を記録している。これは、3年続いた急成長の反動だろうか。
プジョーは北京モーターショー(8−16日)で、『307セダン』をはじめ10車種を展示した。PSAプジョーシトロエン・グループは、中国では東風汽車と合弁で現地生産を行なっている。05年には『206』の現地生産を始める。
どの国のモーターショーでもマツダのテーマソングは「ズーム・ズーム・ズーム…」。この曲が流れてくると、ついブースに足を運んでしまう。広いブースにほぼフルラインでの展示となった。