広州ホンダが現地生産を開始してから5年ほどしか経っていないが、ホンダの知名度は非常に高い。
イギリスのバーミンガムで5月25日から6月6日まで、バーミンガムモーターショーが開催された。子供向けの自動車教習所、四輪駆動車によるラリー体験、芝居仕立てのカーアトラクションなどさまざまな参加型イベントを盛り込んで、新装開店。サンダーバード基地も人気。
ほんの少し前まで中国では「小さいクルマは売れない」「小さくて高かったらなおさら売れない」と言われていた。しかし、中国がWTOに加盟し、輸入車の関税が引き下げられると「小さくて高いクルマ」を買う人たちが出て来た。
トヨタ自動車は、開催中の北京ショーにハイブリッドカー『プリウス』を出品しているが、近い将来に中国市場に投入することになりそうだ。張富士夫社長も「当社の環境への取り組みを、早く中国のお客さまにも理解していただきたい」と、意欲を見せている。
中国の航空宇宙産業は、民政工業品である自動車にも進出している。富士重工(スバル)と提携する北方航空工業や、三菱自動車と提携する哈飛汽車は、この集団に所属する。
第一汽車と並ぶ勢力に成長した上海汽車集団は、乗用車部門ではアメリカ最大(そして世界最大)のGMと、ヨーロッパ最大のVWという巨大メーカー2社と合弁事業を持っている。英語表記はSAIC(シャンハイ・オートモーティブ・インダストリー・コーポレーション)。
地元北京の自動車メーカー集団。この集団に所属する北京吉普(ジープ)は、中国企業として初めて外資との合弁で設立された会社である。
第一汽車に対し、かつては第二汽車と呼ばれてきた。現在は東風(ドンフェン)汽車集団と呼ばれる。商用車では歴史のあるメーカー。
英語表記ではファースト・オート・ワーク(FAW)。中国でもっとも由緒があり歴史もある自動車集団が第一汽車。
つい先月、中国生産が立ち上がったばかりのBMWは、ほぼフルラインナップでの展示。上海や南京ではBMW人気が高いが、北京では少々事情が違う。「高級車といえばメルセデスベンツやアウディ」なのだ。