『GRヤリス』の空力&冷却性能を約50万円で大幅進化!「Aero performance package」発売

トヨタ GRヤリス Aero performance package
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  • ダクト付きアルミフード
  • フロントリップスポイラー
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トヨタGAZOOレーシング(TGR)は9月12日、コンパクトスポーツカー『GRヤリス』にモータースポーツで得た知見を織り込んだ「Aero performance package(エアロパフォーマンスパッケージ)」を設定、10月1日より発売すると発表した。

【画像】『GRヤリス』の空力&冷却性能を大幅進化させる「Aero performance package」

Aero performance packageは、「モータースポーツやサーキット評価の現場で出た課題一つ一つに向き合い、プロドライバーとともに目標とする性能に妥協を許さず開発した」という空力性能や冷却性能を大幅に向上させる6つのパーツからなる。1月の「東京オートサロン2025」で“進化型GRヤリス”こと2025年モデルと同時に発表され、ファンの注目を集めていた。

Aero performance packageの各パーツの特徴は以下の通り。

「ダクト付きアルミフード」は、全日本ラリー選手権参戦車において先行で開発し、『GRMNヤリス』に採用したカーボン製フードと同形状のダクト付きアルミフードを設定。高速走行中、エンジンルーム内の熱をダクトから放出し、冷却効果を高める。

「フェンダーダクト」は、ホイールハウス内に溜まる空気を後方へ放出させることで、ノーズダイブ時のステアリングフィールや、コーナー入り口での操縦安定性を向上させる。

「燃料タンクアンダーカバー」は、スーパー耐久シリーズ参戦車両の安全燃料タンクの下部をフラット形状にするアイデアを採用。ボディ下部の空気の流れを最適化し、空力性能を高める。

スタイリングの印象も大きく変える「可変式リヤウイング」は、大型のリヤウイングは高速域での操縦安定性に寄与し、またブレーキング時のスネーキング現象を抑制。可変式のため、サーキットなどの走行シーンに応じてウイングの角度を変え、走りを楽しむことができる。

「リヤバンパーダクト」は、リヤバンパーにおけるパラシュート効果を抑制し、Cd値を低減。過酷なレース条件下であるスーパー耐久シリーズの現場で、空力負荷によりリヤバンパーが外れたことを起点に、モータースポーツ特有の厳しい環境に対応するため開発された。

最後が「フロントリップスポイラー」。当初はこのフロントリップスポイラーを除く5点のアイテムを検討してたが、プロドライバーの大嶋和也選手からのフィードバックを受け、より高次元のバランスを目指し、最終的にこのフロントリップスポイラーを追加採用するに至ったという。フロントバンパー下部に装着され、スーパー耐久シリーズで学んだ高次元の空力バランスを実現するために、フロントリフトの発生を抑え、フロントの接地感と空力バランスを高めることで、車両のトータルリフトバランスを向上させる。

Aero performance packageは、RZ “High performance”グレードとRCグレードに設定。メーカー希望小売価格は、RZ “High performance”の6MTが547万5000円、8AT(GR-DAT)が582万5000円。RCの6MTが405万5000円、8ATが440万5000円。ベース車プラス約50万円で、GRヤリスに最適化されたエアロパーツが手に入る。

《レスポンス編集部》

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