新型『フォーカス』を北京で世界初公開したフォード。まさか北京でワールドプレミアに出会うとは、取材に訪れた海外からの報道陣も予想していなかったようだ。
東風汽車との包括提携で中国市場への浸透を始めた日産。『ブルーバード』『サニー』(日本での『ブルーバードシルフィ』)に続き『ティアナ』の現地生産が近く開始される。
5−6日に横浜で開催されたエコカーワールド(主催:環境省など)に、トヨタL&Fは、フォークリフト『ジェネオ』のCNG=圧縮天然ガス駆動バージョン、『ジェネオNGV』を展示した。
北京ではメルセデスベンツの人気がとくに高い。ステイタスシンボルであり、多くの人々が「いつかは乗りたい」と思っている。当然、ブースは人でにぎわう。『SL』の前で記念写真を撮るには順番待ちしなねればならないほど。
VW/アウディの中国合弁は、第一汽車との合弁で設立された一汽VWが「大衆汽車」。上海汽車との合弁である上海VWは「上海大衆汽車」。
フォードはグループが世界各地で展開する主要車種をショーに集結させ、グループ全体の訴求に務めた。その中で、フォードがアメリカ企業であることをアピールしていたのがフォード『マスタング』。
独立系ローカルメーカーのBYD。あまりにも気になったのでじっくりとブースを観察してみた。人魚のコスチュームのコンパニオンはご愛嬌。ミニバンコンセプトとハイブリッド市販車でやる気を見せる。
フォードは北京モーターショーで『フォーカス・セダン・コンセプト』を発表した。今後、洗練の度合いを増す新型フォーカスの予告である、とフォードは明言している。
上海に工場を持つ民族系メーカーの奇瑞だが上海汽車集団には所属していない。独立系である。しかし、それなりの商品開発力があるため、完全コピー車ではない独自開発モデルを生産し、その安さを武器に販売実績を伸ばしている。
アンティークな建物の間を先端技術のエコカーが埋めた。その数およそ100台。環境省などが主催して5−6日の2日間、神奈川県横浜市みなとみらい21地区の赤レンガ倉庫広場で「エコカーワールド2004」が開催された。