フランスのPSAプジョー・シトロエンは、10月10日まで開催中のパリモーターショーで、シトロエン『C4』の新タイプ「C4サルーン」を発表した。同時発表の「C4クーペ」と同じく、ガソリンエンジンが5タイプ、ディーゼルエンジンが3タイプ用意されている。
サルーンは、幅1769×高さ1458×長さ4273(mm)。2.0リットル4気筒16Vガソリンエンジン搭載の6速AT車が、最高出力103kW(143bhp)/6000rpm、最大トルク200Nm/4000rpm。基本性能はC4クーペと同じだが、異なるのは流線型のフォルムだ。
また、サルーンとC4クーペのいずれも、レーン逸脱警報システムを装備。これはフロントバンパーの下部に計6つの赤外線センサーを搭載し、走行レーンの白線を検知する。ドライバーの居眠りなどでクルマがレーンを逸脱したら、シートの振動でドライバーに知らせるというもの。
さらに、サルーンとクーペ』のいずれのハンドルも多機能中央固定式コントロール・ステアリング・ホイール(Multifunctionsl fixed-centred controls steering wheel)を採用している。これはステアリングの中心部にボタン類を集中させたもので、運転中に余計な気をつかわずにさまざまな操作が行える。
ステアリング・ホイールの右上にはラジオ関連のボタン、右下にはオンボード・コンピュータやナビゲーションシステムの操作系ボタン、左上には、スピード・リミッターやクルーズ・コントロール、左下には、その他の機能のためのボタンが配置されている。クラクションは、ステアリング・ホイールの下部にある。
このためダッシュボードには、オンボード・コンピュータやナビゲーション・システム、エアコンなどの情報を表示するためのディスプレーが、配置されているだけで、すっきりとした印象を与えている。