英国ロンドンのアールズコートにて、17日から20日まで、モーターショー「MPH05」が開催中だ。MPHは「Miles Per Hour」(マイル/h)を略したもの。
東京モーターショー(10月19日−11月6日)関連イベントとして2日に国際会議場で「カロッツェリアが目指すもの」と題し、フェラーリなどのデザインで知られるピニンファリーナ社のデザイナーである奥山清行氏による講演が行われた。
三菱自動車デザイン本部デザイン推進部大谷一郎さんは、量産化が予告されている参考出品車『i』について、「オブジェのような存在感を目指しました。ただかっこいいではなく、温かみのある独自の味わいがあると思います」と語る。
アウディのワールドプレミアの一台は『S8』。グループブランド、ランボルギーニ『ガヤルド』でのノウハウが生かされた5.2リットルV10「FSI」ガソリン直噴450psエンジンに6速ティプトロニック・トランスミッションが標準装備され、「クワトロ」フルタイム4WDが組み合わされる。1100ワット、14スピーカーのBang&Olufsenのオーディオにも注目だ。
東京モーターショーに出展された三菱自動車の『デリカ』予告コンセプト、『D:5』のデザインについて、三菱自動車デザイン本部東京デザインスタジオの加藤周司さんは「コンセプトは『超高機動』です」と語る。
ダイハツ『エッセ』の企画は、「商品企画部」から提案されたものという。「たとえば賢い主婦の方々に『安くてもおしゃれ』『安かろう良かろう』という、賢い買い物をして頂きたいと思い企画しました」と語るのは商品企画部の野田美和子さん。
キャデラックの東京モーターショー(10月19日−11月6日)ジャパンプレミアは、『STS-V』。『セヴィル』後継モデルである「STS」に、4.4リットルV8 スーパーチャージャーを搭載したハイパフォーマンスモデルだ。「ノーススター」V8・SCエンジンの440psには、最新の6ATが組み合わされる。価格は977万円、2006年1月7日から発売。
スバル『B5-TPH』について、スバルデザイン部東京スタジオの佐藤健デザイナーは「デザインコンセプトは、クロスオーバーです。洗練されたクーペ・ワゴンスタイルを目指しました。パーソナルな使い方のできる4座のクーペワゴンです」と説明する。
ボッシュのブースに鎮座しているメルセデスベンツ『CLK320CDIカブリオレ』。欧州の排ガス規制「EURO-4」はもちろん、東京都など日本の大都市圏で実施されている厳しい排ガス規制もクリアする、クリーンディーゼル乗用車だ。
アイシングループ6社が共同出展している「AISIN」ブース。変速機やパワートレインなど、同グループが世界に誇るデバイスの数々が、所狭しと並べられていた(東京モーターショー、10月19日−11月6日)。